肝障害に対する幹細胞治療例
2025年08月05日
ビーグル、6歳6ヶ月、去勢済み雄。
原因不明の肝障害による元気食欲低下、腹水貯留あり。
アルブミン 2.1g/dL、BUN 4.0mg/dL、ALT 80U/L、ALP 245U/L。
CT検査にて肝臓の繊維化とそれに伴う二次性の多発性シャント血管あり。
プレドニゾロン、ウルソ、フロセミド、スピロノラクトンなどを用いた一般的な治療を行うが症状の改善が乏しい。
他院にて治療開始から約2週間後に当院にて幹細胞治療を実施。
幹細胞投与から約1週間後には腹水消失、徐々に元気食欲改善。
その後血液検査の数値も徐々に改善し、幹細胞治療から約2.5ヶ月後にはほぼ正常に近い数値まで改善。
アルブミン 2.7g/dL、 BUN 16mg/dL、ALT 136U/L、ALP 81U/L。
今回の症例は1回の幹細胞投与で劇的な改善がみられました。
その後も再発はみられていません。
発症から早期に幹細胞治療ができたのが要因だと考えられます。
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再生医療(幹細胞治療)が変わります
2025年06月11日
これからの幹細胞治療はもっと早期にもっと身近に
幹細胞治療はその効果に期待できる治療法ではあります
今までは投与方法や治療費の問題で
身近な治療法ではありませんでした
いろんな治療を試して、それでもダメな時に
幹細胞治療をして、やっぱり良くならないね、
幹細胞治療をしても効かないね
そういう時代が続いてきました
経験を重ね、改良を続けて、
幹細胞治療を最大限に生かす使い方が
少しずつわかってきました
これからは難治性と言われる病気、
治る見込みのない病気とうまく付き合っていく、
飼い主様と動物のQOLを上げるために
幹細胞治療を実施していきます
当院では今までは半日預かって
静脈点滴で投与していたものを
筋肉内注射でできるよう改良したことによって
幹細胞治療はその場で終わります
飼い主様の経済的な負担を軽減するために、
治療費も従来と比べるとかなり身近なものになりました
幹細胞治療に少しでも興味をお持ちの方は
当院のお問い合わせフォームからご連絡ください
幹細胞治療が適応かどうかを含め
いろいろとご相談させていただきます
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5月連休中の診察について
2025年04月17日
5月3日(土):休診
5月4日(日):休診
5月5日(月):休診
5月6日(火):休診
5月7日(水):午前のみ診察
5月8日(木):通常通り診察
5月9日(金):午前のみ診察
5月10日(土):休診
5月11日(日):休診
大型連休と学会参加が重なり休診日が多くなっています。
当院休診日には近隣の動物病院をご利用いただくようお願いいたします。
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年末年始の診察のご案内
2024年12月12日
12月28日(土)まで通常診察
12月29日(日)から1月3日(金)まで休診
1月4日(土)から通常診察
緊急の際には広島夜間救急動物病院を受診いただくようよろしくお願いします。
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